IPIナンバー(Interested Parties Information Number)とは、著作権者を識別するため、著作者と音楽出版者に割り当てられる、国際的な識別番号です。
各国の著作権管理団体がIPIシステムと呼ばれる国際的な権利者データベースに著作権者を登録することで付与されます。
(IPIナンバーを取得するメリット)
音楽作品に関する国際的な識別番号であるISWC(International Standard Musical Work Code:国際標準音楽作品コード)を取得するには、当該音楽作品の著作者全員のIPIナンバーが必要となります。あらかじめ自身のIPIナンバーを取得し、国内外の音楽出版社やコライト相手に伝えることで、ISWCが確実に割り当てられ、国際的な音楽著作権管理のネットワークで自身の音楽作品が識別されやすくなることが期待できます。
JASRACでも、信託契約を締結していただいたメンバーのみなさまを自社システムに登録するのにあわせ、もれなくIPIナンバーを取得しています。
また、JASRACと信託契約を締結していなくても、JASRACが運営するKENDRIXというサービスを通じて、IPIナンバーを取得できるサービスをご提供しています。
※KENDRIXにアカウント登録し、eKYC(電子本人確認)を行うことで、アカウント種別が「ビジネス」となり、IPIナンバー取得申請機能を利用できるようになります。詳細はこちらをご覧ください。
なお、IPI システムの運営費用は、国際的な団体である著作権協会国際連合(CISAC)の加盟団体によって分担されており、JASRACもその一翼を担っています。